40代・50代の看護師でも満足いく転職ができる理由

「看護師の転職は35歳までかな」「やっぱり40代より20代・30代の看護師を採用するだろうな」「40代・50代ともなると転職するにしても、妥協しないといけない」と考える40代・50代の看護師がいる。

 

いまの転職事情をしらないまま自分で勝手に解釈して、転職自体を諦めてしまったり、妥協して自分の実力よりもランクを下げた病院に転職しようとしたりしては、私から言わせれば勿体ない話なのだ。

 

そのため、まずは40代・50代の看護師が満足いく転職ができる可能性が高い理由について5つほどお話しする。これを読んで、「私も理想の職場に転職できるかもしれない。諦めるのはまだ早い」と前向きに検討してもらえたらと思う。

 

理由1: 雇用年齢が高くなってきている

 

ひと昔前は、60歳が定年で、終身雇用が当たり前の時代であったといえよう。しかし、いまは「定年年齢が65歳までで延長あり」「再雇用あり」、もしくは「定年の定めなし」とする職場が増えてきている。40代・50代で転職したとしても、10〜25年くらいは定年までに働ける計算になるということだ。

 

60歳が定年の時代だと、50歳で転職したとしても10年しか働くことができない。しかし、65歳が定年、もしくは定年がないとすると話は変わってくる。雇用側は「働く気力のある人」であれば、年齢は関係なく採用する気持ちをもっているということになる。

 

理由2:看護師業界は常に人手不足

 

看護師業界は離職率も高く、いくら新人を育てても長く続かない恐れがある。毎年看護師国家試験に合格して、新しく看護師になる人数は45,000人もいるというのに、その年に離職する看護師はその人数を超すという。

 

厚生労働省のデータでは、日本では常に15,000〜56,000人の看護師が不足しているとされているのだ。
人手不足にさらに追い打ちをかけているのが、高齢化社会である。昨今、高齢化が進み、看護の需要が高まってきている。老人ホームやデイサービスなどが各所に乱立している状態である。

 

そのような施設は若い看護師が「技術が身に付かない」といった理由で、なかなか勤めたがらないことも多く、看護師の求人を常にだしているところもある。

 

理由3:ライフイベントがある程度落ち着いた人を採用したほうが辞めない

 

確かに看護師は女性が多く、女性には、妊娠・出産・育児といったライフイベントが伴う。看護師といったハードな労働環境では、このようなライフイベントがあれば仕事を続けていくことが困難であることがある。子どもが熱を出しているのに、仕事を優先しなければならない罪悪感に頭を悩ました母親看護師も多いだろう。また一度、ブランクができてしまうと激務に復職するのも気が引ける看護師もいる。

 

日本にいる潜在看護師が55万人もいるというのも、看護師の仕事が激務であることを考えれば、うなずける話である。

 

このような場合、40代・50代の看護師であれば、子育てもとりあえず落ち着き、「親の介護」といったこと以外で辞める理由が少なくなる。なによりも仕事を続けており経験豊富、ブランクがない、働く気力も意志もあるのだ。20代でライフイベントが待っている経験の少ない看護師を雇うよりも、40代・50代で辞める理由が少ない看護師を雇ったほうが、病院経営が安定するのである。

 

理由4:シニア層には40代・50代の看護師が好まれる

 

先ほど、高齢者施設が増えてきていると述べたが、このシニア層の看護を行うのも、年齢の近い40代・50代の看護師のほうが好まれることが多い。

 

20代・30代の看護師に看護をされるより、40代・50代のベテラン看護師に看護をされるほうが気持ちに寄り添ってもらえると考えるシニア層が多いからだ。

 

極端な例を挙げれば、いくら看護師が不足しているからといって、インドネシア、フィリピン、ベトナムといった外国人看護師は日本のシニア層にはなかなか受け入れられないし、日本社会で定着しなかった。やはりシニア層の気持ちに共感でき、寄り添える40代・50代の看護師のほうが、好まれるのである。

 

理由5:40代・50代、世間ではまだまだ若い

 

冷静に考えてみると、40代・50代は生産年齢で、人生のうちで一番仕事に熱心になれる時期である。日本では、1950年では12.1人で1人の高齢者を支えていたのに対し、2016年では2.2人、2065年では1.3人で支えなければならない。あなたはまだ生産年齢であることを考えると、日本社会では、まだまだ若い部類に入るということができる。

 

本当に職場を良い方向に改革していきたいと考える病院は、40代・50代の経験豊富な中途転職者を迎え入れ、いままでとは異なる技術や知識を取り込んでいこうとしている。いままであなたが培った経験や知識、技術は、新しい風として看護の改革の力になるのである。

 

40代・50代の転職事情

 

40代・50代の転職事情をお話してきたが、いかがであろうか。40代でも50代でも、「まだまだ自分はこれからだ」と思えた人もいると思う。「50代で申し訳ないですが、転職させてください」というのと、「まだまだ50代です。自分のもてる力を発揮して頑張っていきたいです」というのでは、まったく採用側に異なった印象を与えることになる。

 

どうしても40代・50代の転職に自信がもてない場合は「看護師専用の転職サイト」を利用する方法がある。こちらに登録をすると、担当コンサルタント(担当エージェント)が無料で転職から転職後までサポートしてくれる。
しかも、あなたにどのような職場が合うのか、50代でも受け入れる病院はどのようなところがあるのか、など事細かに教えてくれる。面接が心配であれば、一緒に同行してくれ、あなたの背中を後押ししてくれる。中には60代も転職サイトに登録して転職に成功し、60代後半になっても現役で働いている看護師もいるくらいだ。

 

転職には自信も大切である。年齢だけで自分を卑下することなく、いままでのスキルを充分に活かせる職場は存在するのである。その職場を探してくれるのが転職サイトなのである。

 

あなたにマッチングした病院を見つけ、あなたらしく働ける環境に身を置き、看護師人生の締めくくりとして満足した働き方ができるまで諦めないでほしいと願う。